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【朗読CD】山本周五郎 短編時代小説 朗読集(CD全7枚/分売可能)
時代小説(時代劇小説)や歴史小説で知られる山本周五郎の短編小説を朗読したCDシリーズ。『樅ノ木は残った』や『正雪記』など歴史小説でも人気が高い周五郎だが、やはり真骨頂は江戸の町に生きる名も無き人々、庶民や無宿者を描いた作品だろう。主人公には、苦労に苦労を重ね、それでもなお志を果たせず、力尽きる人々がけっこう多いのだが、その確かな轍こそが周五郎作品の醍醐味だ。そのもがき苦しんだ人生の中で、彼らは大切なものを学び、その志を周囲の人々にきちんと伝えている。言葉ではない。生きる姿で伝えるのだ。生ききった人生の清々しさこそ、山本周五郎小説の魅力だと思う。
各巻 2,000円(税別)
お好きな組み合わせを下段の選択欄からお選びください。
山本周五郎 時代小説 朗読CD一覧 全7巻
雨あがる 《朗読》日下武史
黒澤明脚本、寺尾聰、宮崎美子で映画化され、人気を得た快作。武芸に秀でるも仕官ができず長い放浪生活を続ける浪人、三沢伊兵衛。美しかった妻が苦労の末、すっかりやつれてしまったことを心苦しく思っていた。そんな折、ふとした出来事から某藩に仕官の機会を得るのだが・・・。
決して上手な生き方ではないが、周りの人々とともに幸せになれる男と、そんな不器用な男を立派だと言い切れる素敵な女の物語。
葦は見ていた 《朗読》江守徹
名門の子息、藤古計之介は、父の葬儀で江戸に行った際、芸者のおひさと知り合い、深く愛し合うようになる。おひさとの愛に耽溺し、道を踏み外す計之介だが、婚約者、深江の兄でもある親友、杉丸東次郎に救われ、出世街道を再び歩み始める。おひさもまた、愛する計之介の将来を思い、自ら身を引くのだった。しかし・・・。
計之介のあまりにも極端な変容を描き、人間の本質を浮き彫りにした山本周五郎の代表作。
武家草鞋 《朗読》鈴木瑞穂
家督相続に敗れ、国を追われた武士、宗方伝三郎。放浪生活の末、わらじ職人の老人に救われ、草鞋職人として再出発するが、極端な清廉潔白さが災いし商売がうまくいかず、世の中に絶望します。宗像が世間への怒りを語る姿を老人はじっと聞いていたのですが・・・。世間には納得のいかないことがいくらもあり、大きな被害に遭うこともしばしばです。しかし私たちはもう一度歩き出さなければならない。そのためには・・・そういう話です。
凍てのあと 《朗読》有川博
12歳で日本橋の店に方向に入った栄次は陰日向なく12年間働き続け、主人の姪との婚約も決まっていた。しかし、仲間を数くため、一人で罪をかぶり・・・。
どうしようもない人間不信に陥った栄次が、苦難を乗り越え、再起しようとする姿を優しく見守る山本周五郎の人間讃歌。
裏の木戸はあいている 《朗読》佐藤慶
「無償の奉仕」を描く山本周五郎の代表作。幼い頃、貧窮での一家心中を見た高林喜兵衛は、裏口の木戸の鍵を開け、金の入った木箱が置いておくようにした。金が必要な人はそこからそっと金を借り、返せるときに返せばいいという。しかし、戻ってくる金はほとんどなく、次第に喜兵衛と喜兵衛の家族が金に困るようになる。それがいつしか戻る金も増えてきて・・・。
大人のファンタジーかもしれないが、やはり信じたい一話。
ちゃん 《朗読》名古屋章
五桐火鉢は美しさで他に類を見ない珍重品だが流行遅れで、火鉢職人の重吉への注文も次第に減り始める。手間がかかる五桐火鉢から、当世はやりの安くて売れる火鉢を作るほうがいいとは思うが昔気質の重吉には耐えられなかった。女房や4人の子供たちに迷惑をかけたくない重吉は遂に家を出る決心をするのだが・・・。
不器用だが誠実な職人と彼を支える家族、長屋の人々を描く山本周五郎「下町もの」の傑作。
将監さまの細道 《朗読》長山藍子
家族の生活を支えるため、おひろは岡場所で働いていた。ある夜おひろはお客にさっき歌った歌をもう一度歌ってほしいとせがまれる。「こーこはどーこの細道じゃ、将監さまの細道じゃ♪」・・・病気を理由に働こうとしない夫と、自分を心から想い、不幸な境遇から救い出そうとしてくれる幼馴染。
二人の男の間で揺れる女の心情を細やかに描いた作品。歌を歌う部分があり、朗読CDならではの味がある作品。
商品コード : IS81212N03521 |
価格 : 2,200円(税込) |
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