お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

『蜘蛛の糸』や『杜子春』、『トロッコ』など、多くの短編小説を遺した明治、大正の文豪・芥川龍之介。芥川龍之介が遺した文献は数多く、あまり世に知られずとも、印象深い作品が数多い。
　西南の役で亡くなった西郷隆盛が実は生きてこの列車に乗っていると告げられ、半信半疑で様子を覗きに行く『西郷隆盛』。切腹の日の大石内蔵助の様子を描いた『或日の大石内蔵助』。虐待を続ける占い師のお婆さんからの娘の脱走劇を描いた『アグニの神』。芥川龍之介の作家デビュー前に書かれた随筆で、隅田川＝大川への愛着を綴る『大川の水』。印象深い芥川龍之介の世界が描かれている。
　芥川龍之介の文学世界、初めて聞かれるお話も含め、ぜひお楽しみください。全231分収録。

芥川龍之介・朗読集　収録一覧

• 西郷隆盛

  食堂車で出会った老紳士に、西郷隆盛は死んではいない、現在も生きていると告げられた大学生の本間は・・・。（朗読：大河内葉子）

• 或日の大石内蔵助

  吉良邸討入後、細川家御預りとなっていた大石内蔵助ら赤穂の浪士の或る日の会話を描く。（朗読：竹田由希子）

• アグニの神

  上海の町に、アクニ神直々のお告げにより、50年来一度も外れたことがないというインド人の老占い師がいた。アメリカの商人はその占い師に占いの頼むのだが・・・。（朗読：大河内葉子）

• 秋

  信子はかって愛した俊吉と結婚せず、伸子の妹・照子が俊吉と結ばれた。昔の恋人が義弟になったことに、信子は複雑な思いを抱くのだった・・・。（朗読：加藤陽子）

• 冬

  囚人となった従兄とその親族との一筋縄にはゆかない人間関係を描く。（朗読：加藤陽子）

• 運

  芥川龍之介得意の短編小説。観音様から運を授かった女の話。（朗読：加藤友子）

• 大川の水

  芥川龍之介が愛した大川と、その風景を描いた短編紀行文。（朗読：大河内葉子）