お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

文豪、夏目漱石の代表作『 こころ 』の朗読CD。
『彼岸過迄』『行人』とならび夏目漱石 後期三部作と言われるが、夏目漱石自身の半生伝でもあり、夏目漱石の代表作といっていいだろう。
『 こころ 』は、先生と私、両親と私、先生と遺書の三部構成で書かれており、人間だれしもの心底に潜むエゴイズムと人間として生きるための倫理観、その葛藤と苦悩が見事に描き出されている。
朗読は岩崎聡子氏。完全朗読・全603分

明治末、「私」は鎌倉由比ヶ浜に海水浴に行き「先生」と出逢い、東京に戻った後も、「先生」と奥さん二人暮らしの家にお邪魔するようになる。
「先生」は毎月、友達の墓に墓参りするのだが、何度か私に教訓めいたことを言う。
「私」は先生に過去を打ち明けるように迫るが、先生は来るべき時が来たら過去を話すという。
大学を卒業し帰省した「私」だが、父の具合が思わしくなく、東京に帰れずにいた。
父の具合がどんどん悪くなる中、「先生」から分厚い手紙が届く。
手紙が「先生」の遺書だと気づいた「私」は東京行きの汽車に飛び乗ったのだった。
遺書には、謎に包まれた「先生」の過去、親友Ｋやお嬢さんの顛末が綴られていた。

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