お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

大分県日田市皿山地区で、江戸時代中期（18世紀初頭）より伝わる小鹿田焼。変化の激しい日本の陶芸の中で、 純粋に伝統的な地域的特色が顕著な陶芸技法を今に伝える稀有な焼き物だ。天領であった日田の生活向上のために福岡の小石原焼の職人が集められ、始まった小鹿田焼だが、 弟子を取らない長子相続の陶芸技術だったため、却って昔ながらの技術が今も保存されている。家族単位の窯元でつくられる小鹿田焼は、今なお素朴な手仕事の温かみを感じさせる。
民芸運動の旗手・柳宗悦や世界的陶芸家・バーナード・リーチなどにより、 広く世に知らしめられた。朝鮮半島から伝来した当時とほぼ同じ登り窯を用い、飛び鉋、刷毛目、櫛描きなどの道具を用いて刻まれた幾何学的紋様を特徴とする。 釉薬には打ち掛け、流し掛けなどといった技法が用いられている。陶芸に適したキメの細かい土を作るために、陶土は唐臼と呼ばれる、水力で動く臼で粉引きされている。 この唐臼の音は独特で「日本の音風景100選」にも選ばれ、小鹿田焼の魅力に数えられている。
朝鮮半島由来の日本の伝統陶芸の起源を今に伝える小鹿田焼の魅力をぜひおこころゆくまでお楽しみください。
文部省特選・教育映像祭優秀作品賞　JPPAアウォード'97ミクサー･プログラム2部門賞ゴールド賞グランプリ：全34分収録。

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