お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

石原裕次郎率いる石原プロと、三船敏郎の三船プロに、宇野重吉の劇団民藝や関西電力、日活などがスクラムを組み、完成した伝説の映画。黒部ダムは富山県東部、黒部川水系の巨大ダムで、昭和31年から７年の歳月と171人もの殉職者を出し、建設された。完成当時、大阪の電力使用の50％を供給、関西の重工業化を躍進させる原動力になった。
　『黒部の太陽』はこの偉大な事業の成功を描くとともに、その栄光の陰にある苦悩と困難を綴った作品だ。10秒に420トンという水流の中で、演技を続けた三船敏郎の姿は今でも映画関係者の語り草となっている。黒部ダム建設にかけた男たちの熱情、執念、それを支え続けた家族の真実・・・今よみがえる石原裕次郎、三船敏郎の渾身の一作。ぜひお楽しみください。

• 全196分収録 / 日本語字幕機能つき
• 【CAST】三船敏郎、石原裕次郎、二谷英明、宇野重吉、滝沢修、辰巳柳太郎、佐野周二、岡田英次、芦田伸介、志村喬ほか

黒部の太陽　あらすじ

　電力不足が続く関西。更なる電力確保のため、関西電力は何度も断念した黒部川上流の発電所建設に着手、工事責任者には北川覚（三船敏郎）が指名される。 現場監督には経験豊富な岩岡源三（辰巳柳太郎）が就任するが、工事開始ほどなくして体調が悪化。源三の次男・剛（石原裕次郎）は、 工事の為なら犠牲を顧みず、兄をも作業事故で死に至らしめた源三に反発していたが、北川の熱意に負け、トンネル掘削の責任者を務めることになる。 北川の長女・由紀（樫山文枝）は剛の恋人でもあったのだ。
　掘削予定地に破砕帯があるため難工事を予想していた剛だったが、思惑以上に工事は難航。16名の犠牲者が出、さらに大規模な山崩れや水漏れが発生。 工事は一時中断に追い込まれる。そんな折、苦しむ北川の元に次女・牧子（日色ともゑ）が白血病のため、余命１年との報が・・・。
　一方、地質学者の助言で新しい技術プランの元、工事を再開した剛たちだが、長引く水抜き作業と難工事の恐怖、 犠牲者も相次ぐ中、一人また一人と作業員が辞めていく。現場作業員の中には、北川や剛の不信と、明日への不安がどんどん積み重なっていた。そして・・・。
　積み重ねた犠牲の上に、果たして黒部ダムはその雄姿を見せることができるのか！？　黒部ダム建設にかけた人々の真実を問う伝説の作品。