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【プロジェクトX】 日本プロサッカー・Jリーグ誕生秘話〜わが友へ、病床からのキックオフ(DVD)

Jリーグ=プロ・サッカーはいまや日本を代表する人気スポーツだ。しかし1993年のJリーグ誕生まで、サッカーは日本ではそれほどの人気スポーツではなかった。  スポーツが会社の広告塔にしか過ぎない時代に、地域密着のファン主導の球団経営を旗印に奔走した多くの人々の汗の結晶が今のJリーグ、そして日本サッカーである。 本作は週3回の人工透析を続けながらも、執念の説得でJリーグ誕生の礎となった一人の元サッカー選手の活躍を追い、Jリーグ誕生の知られざるドラマを追う。全43分。

昭和50年3月。古川電工サッカー部所属の木之本興三は練習中に喀血して病院に運び込まれる。腎臓を失い、サッカー選手を引退した木之本は、闘病中、サッカー日本代表選手だった友の挫折と苦悩を知る。
「日本にプロサッカーリーグをつくろう」
選手としてはサッカーを続けられない木之本だったが、友達や後輩、すべてのサッカーを愛する人たちのためにプロ・サッカー、それも地元密着のプロリーグ創設を志すようになる。  しかし当時、日本のサッカー・グラウンドはいずこも閑古鳥が鳴き、アマチュアリズム至上主義の日本サッカー協会もプロ化に強く反対。加えて地域密着をめざすため、 チーム名から企業名を外すことに、スポンサーの大企業が猛反発した。100年かかっても無理、そう言われた。それでも木之本はプロサッカーの夢を捨てることはできなかった。
 そんなとき、木之本に協力を申し出た小さな町があった。茨城県鹿島町。東に鹿島灘を臨み、西は北浦に面した田舎町。塚原卜伝でも有名な鹿島神宮の門前町として知られていたが、 農業、漁業が中心で、当時ようやく工業がさかんになってきた町だった。町をなんとか元気にしたい!そんな鹿島町の人々がある提案をする。
「地球の裏側から“世界一の男”を呼ぼう。」
ひとりの傷だらけのサラリーマンと、彼を支えた多くの人々の夢に、今、転機が訪れる・・・。


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