お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

節分の夜、同じ吉三の名を持つ三人の盗賊が出会い、義兄弟の血盃を交す・・・
　歌舞伎の名作『天衣紛上野初花』の河内山宗俊に代表されるピカレスクロマン。悪漢ものと呼ばれるジャンルの極致も言うべき作品はこの『三人吉三』だ。女装したお嬢吉三、浪人姿のお坊吉三、そして僧侶崩れの和尚吉三と、３人すべて盗賊。事の発端となる百両の金と名刀・庚申丸にしても、お嬢吉三が夜鷹のおとせから強奪したり、通りすがりの男から奪い取ったものだ。どこまでもただの小悪党に過ぎない。
　しかし、この悪党たち、義兄弟の誓いだけは破らない。自らの命だけでなく家族の命を奪ってでも守ろうとする。一人の人間の中に住まう善と悪。その人間のほんとうを、 “粋”と云う名のさらしに巻いてお届けする『三人吉三』、どうぞご覧くだされ。全135分収録。

三人吉三〜運命に弄ばれた盗賊たちの物語〜　本編あらすじ（ブルーレイ）

振袖姿の盗賊・お嬢吉三（中村七之助）が悪行の末に手に入れた百両の金と名刀・庚申丸。お嬢吉三の悪事の一部始終を見ていた浪人・お坊吉三（尾上松也）が、金と刀を奪おうとお嬢吉三を襲う。しかし、折しも現れた夜鷹宿の息子で僧侶崩れの盗賊・和尚吉三（中村勘九郎）が止めに入り、三人は同じ名前ということもあり意気投合、義兄弟の契りを結ぶ。しかし、百両の金を奪われた商家の手代・十三郎はこのことをお上に報告。お嬢吉三、坊主吉三に追手がかかる。和尚吉三は、この事態にいち早く気づき、お嬢吉三。お坊吉三を逃そうとする。さらに二人の身代わりを立てることにし、妹で遊女のおとせと、手代の十三郎の首を撥ねる。
　しかし、悪事千里を奔るとはいかず、三人吉三への捜索が厳しくなり、終に和尚吉三は捕えられ、身を潜めていたお嬢吉三、坊主吉三は和尚吉三を救おうと、討って出る。櫓太鼓が打ち鳴らされ、木戸の扉が開くとき、三人吉三と捕り方たちとの最後の大立ち回りが始まろうとしていた。

映像特典

• 制作発表記者会見
• ポスター撮影の様子
• 宣伝用コメント収録風景
• ２種類の予告編