お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

男の名は阿弖流為。帝、これを悪路王と呼び、邪しき神、姦しき神と怖れたり
平安時代初期、坂上田村麻呂により討ち滅ぼされ、河内で処刑された蝦夷（現在の岩手県）の長・阿弖流為（アテルイ）。伝説の武将の戦いを、官軍の将・坂上田村麻呂との友情、立烏帽子との愛も絡めて綴るスペクタクル歌舞伎。
2002年に劇団☆新感線で上演し大好評を得た作品を、劇団☆新感線のいのうえひでのりが演出した新歌舞伎。劇団☆新感線の迫真の殺陣と、歌舞伎の華やかさがあいまり、激しく躍動感あふれた舞台が展開される。シネマ歌舞伎ならではの 映像演出も印象的な希代の傑作。本編185分収録。

阿弖流為（アテルイ）　あらすじ

帝の日本統一が進む中、京で人々を襲う一団、蝦夷の立烏帽子党。しかし、一人の踊り女が、自らこそ立烏帽子（中村七之助）だと名乗り、立ち塞がる。 そこに駆けつける捕縛の為、若き役人・坂上田村麻呂（中村勘九郎）。さらに北の狼を名乗る男も現れる。３人は協力して偽の立烏帽子党を討伐するが、 これを機会に坂上田村麻呂と北の狼は互いを認めあう仲となる。 　数年後、田村麻呂は姉の御霊御前や藤原右大臣の推挙により、征夷大将軍として蝦夷征伐に赴くことになるが、そこに立ちはだかったのが、かの「北の狼」だった。 「北の狼」の本当の名は阿弖流為（アテルイ）。わけあって立烏帽子と共に故郷を追われるが、大和朝廷の征服を止めようと帰国。阿弖流為をよく思わぬ蛮甲の裏切りを 打ち破り、蝦夷の新しい長として一族を率いていた。
向かい合う二人。目の前のヤツは憎むべき敵か？　それとも尊敬すべき朋か？　日本史上に残る戦いが今、始まろうとしていた・・・。