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手塚治虫講演〜失われたロマンを求めて〜(CD)
漫画家・手塚治虫。
今や漫画、アニメはクール・ジャパンを代表する文化となった。世界中から日本の漫画文化やアニメ文化を学ぼうと、また楽しもうと多くの若者が日本にやってくる。間違いなく、この漫画やアニメの最初の一粒の麦は、手塚治虫だった。『手塚治虫』という一粒の麦が地に落ち、花を咲かせ、実をつけた。藤子不二雄や石森正太郎、赤塚不二夫・・・。そして彼らがまた種となり、永井豪ら次の世代が続いた。手塚治虫のすばらしさは一粒の種で終わらなかったことだ。彼は品種改良して何度も何度も自分の子や孫の前に立ちふさがった。『ブラックジャック』や『MW』『アドルフに告ぐ』などはそんな中で生まれた作品だ。
手塚治虫が漫画の中で子供たちに見せてくれた夢の未来は、今、次々と現実になりつつある。ロボット、リニアモーターカー、持ち運べる小さな電話・・・。
人間がなにか新しいモノを作り出すとき、その原点は「こんなものが欲しいな」という欲望や希望だ。それがより具体的な形になればなるほど夢への道のりは短くなっていく。手塚治虫の漫画には随所にそんな未来の夢が描き出されていた。今、偉大な研究者になり、発明者になられた人々はきっとそのとき見た夢を必ずできると信じ、努力し続けた方たちなのだろう。
この講演の中で、手塚治虫氏はロマンの大切さを語っておられる。同時に「ロマンとはなにか」についても語られる。「失われたロマン」・・・すごく重い言葉を表題にし、今の日本の現実を認めながらも、
彼はロマンはいつでも手に入れられるものであることを語られている気がする。初めて聴くとなんとなくサラッと聴けてしまう手塚治虫氏の講演だが、2回目に聴くと、また異なる言葉の思いが伝わってくる。
手塚治虫講演『失われたロマンを求めて』。ぜひお楽しみください。
商品コード : IS81212N10682 |
製造元 : 日本国 |
価格 : 2,200円(税込) |
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