お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

「歩く百科事典」と称された日本の博物学者南方熊楠。
南方熊楠の学風は、博物学（とくに植物学）を基礎に、そこに関連性のあるすべての学問を知ろうというものだった。
そのため、その学識は膨大で、活躍は博物学の域に留まらず、生物学（特に菌類学）や民俗学、今でいう環境保護学にまで及んだ。
菌類の研究では新種70種を発見し、新しく属となった粘菌も発見している。
また、日本民俗学の開拓者 柳田國男らとの交流において、日本の民俗、伝説、宗教を、広範な世界の事例と比較して論じ、当時としては早い段階での比較人類文化学を展開していた。

学問を志す多くの人が語ることがある。
それは学問は学べば学ぶほどわからないことが増える、ということだ。
不思議の世界に分け入ると、その奥に広がるのは、さらに果てしない不思議の世界。
そんな壮大な知への旅の途中、南方熊楠が見ようとした世界は何だったのか？
様々な学問領域を縦断していく熊楠の生涯を追って、彼の世界認識への渇望と、その情熱の源を辿る。
ナレーターは名優 室田日出男。全38分収録

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