「仕事に全力で立ち向かい、その中に生きていくことを実感する」
そんな一昔前の親父たちと同じように、今なお、熱っぽく、己の仕事を語る人たちがいる。
時代がどんなに急いで走り去ろうとも、変わらない自らを探求しつづける人間にスポットをあてる傑作ドキュメンタリー。
各巻 3,500円(税別)
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ひたむきに「治す人」をめざす(小児心臓外科医・佐野俊二)
プロとは「誇り」と「責任」を持つことだと、佐野氏は語る。
子供の命を預かる、これは誇りだけではできないし、してはいけない。
誇りを支え、責任を取れるだけの実力を得るため、佐野氏は、己にも、若い医者たちにも厳しくあろうとする。
鳥インフルエンザを封じ込めろ(WHO医師・進藤加奈子)
世界を恐怖に陥らせたスペイン風邪や香港風邪の原因ともなったと言われる鳥インフルエンザ。
この鳥インフルエンザの感染経路を封じ込めることが進藤氏の仕事である。
彼女の強い意志と忍耐を支えるのは、弟との一つの約束だった・・・
藤の老木に命を教わる(樹木医・塚本こなみ)
樹木医である塚本氏は、母でもあり、祖母でもあり、もちろん妻でもある。
言葉を話せない樹木の生命と向き合いつつ、同時に大切な家庭も守りたい。
仕事を持つ女性のプロフェッショナルを垣間見る。
バントをするな ホームランを狙え(量子物理学者・古澤明)
「失敗するのを楽しめ」「振り出しに戻る勇気を持て」
古澤氏が若き研究員たちに伝える言葉は、簡単そうで難しい。
決してくじけない探究心と好奇心が大きな成功に結びつく。