「仕事に全力で立ち向かい、その中に生きていくことを実感する」
そんな一昔前の親父たちと同じように、今なお、熱っぽく、己の仕事を語る人たちがいる。
時代がどんなに急いで走り去ろうとも、変わらない自らを探求しつづける人間にスポットをあてる傑作ドキュメンタリー。
各巻 3,500円(税別)
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直感は経験で磨く(棋士・羽生善治)
25歳で将棋界の全タイトルを制覇した羽生善治氏も、すでに35歳。
記憶力や反射神経は衰え、不安を感じたとき、氏は一世を風靡した先輩たちの中に、自分が目指すべき姿を見つける。
「才能とは努力を継続できる力だ」彼は今そう語る。
当たり前が一番難しい(パティシエ・杉野英実)
「今日よりも明日、明日よりも又次の日…永遠の未完成でいたい」
ケーキ職人・杉野英実氏は語る。
毎日、手を抜かず、当たり前の当たり前のことをやりつつ、日々、進歩し続ける、プロの厳しさを語る。
人生も仕事もやり直せる(弁護士・宇都宮健児)
「他人のために一生懸命がんばれる」それがプロだと多重債務相談のプロ 宇都宮健児氏は語る。
自分は何をすべきなのか、何をするためにその職に就いたのか。
真摯にそれを見つめ、努力し続ける強さにプロの横顔を見る。
不安の中に成功がある(左官・挾土秀平)
「落ち着いて臆病になる」挾土秀平氏の流儀だ。
自信過剰は失敗につながると感じる氏はいつも「大丈夫か」と自分に問いかける。責任感から生まれる不安を、仕事に反映し、自らも誇れるすばらしい仕上がりにつなげていく。
自分は信じない。人を信じる(スタジオジブリ・鈴木敏夫)
「仕事を仕事と思っていたら、バカバカしくてやってられない」と、言い切る鈴木氏。スタッフ1人1人が心の底から楽しんで仕事に取り組んだとき、メガヒットは生まれると考える。1+1=100にだってなると考える鈴木氏の周りには彼とともに仲間がいつも溢れている。