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石川忠久 監修・解説による漢文 , 漢詩 解説教材(CD5枚組)
漢詩研究などで知られる、二松学舎大学名誉教授
石川忠久氏の監修・解説による漢文解説教材。
漢詩や中国文化に興味を抱かせつつ、漢文を習得できる魅力的な指導がなされている。
第1章:漢文の読み方
漢文入門の第一段階として、漢字の性質と漢文の訓読法について最小限の基本的な事柄をわかりやすく説明する。
参考文例の朗読:白坂道子
中国文化と日本
日本における漢文の歴史
漢文に何を学ぶか
漢字の話 その1
表意文字
漢字の構成
(象形、指示、会意、形成、転注、仮借)
音読み(呉音、漢音、唐音、慣用音)
訓読み |
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漢字の話 その2
熟語の構成
(主語と述語、述語と補語、
修飾語と被修飾語、並列、
雙声と畳韻、一方に助字を含むもの)
漢文の基本構造と訓読
漢文の基本構造・訓読法
(白文、訓読漢文、書き下し文)
送り仮名
返り点
書き下し文の書き方
訓読上注意すべき文字 |
第2章:漢詩の鑑賞
漢詩の基本的な構造を説明しながら、著名な監視を朗読・鑑賞する。
また石川氏の中国語による漢詩朗読により、音の規則を明確にする。
参考文例の朗読:白坂道子
伴奏音楽:坂田進一(中国古代楽器 琴=きんの演奏)
漢詩の特色
漢詩の形式(古体詩と近体詩)
句の切れ方
絶句の起承転結 → 朗読『春暁』(孟浩然)
律詩の構成 → 朗読『春夜喜雨』(杜甫)
押韻 その1
五言の正格と変格
七言の正格 → 例詩の中国語による発音 |
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押韻 その2
七言の変格・換韻
一韻到底 → 朗読『送別』(王維)
平仄
四声(平声、上声、去声、入声)
対句 → 朗読『早春』(都良香)
その他
双声
畳韻
重言(畳字) |
第三章:中国の思想
中国 春秋戦国時代の思想家、諸子百家の人物像と考えを、
儒家と道家を中心に、著名な原典より平易に解説いただく。
漢文に親しみつつ諸子百家の概要を学ぶ。
参考文例の朗読:白坂道子
儒家と道家
孔子について
『論語』
学問「学而時習之…」「温故而知新…」
修養「吾十有五而志干学…・と年令の異称
道徳「巧言令色…」「剛毅不訥…」
政治「道之以政…」と徳治主義「子貢問政…」
教育「子貢問師与商也熟賢…」「賢哉回也…」
孟子について |
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四端説「人皆有不忍人之心…」
孟子の性善説と王道思想
老子について
「大道廃有仁義…」
老子の道と無為自然
「持而盈之…」
荘子と価値観の否定
「南海の帝為修…」
その他の思想家 |
第四章:中国の史話
中国の古典『戦国策』『史記』『十八史略』『蒙求』の原文を朗読。
石川忠久氏が意味内容、原文に関連する事柄や史的な流れを解説する。
漢文の長文に親しみ、史話の面白さを味わう講座。
参考文例の朗読:白坂道子
伴奏音楽:坂田進一(中国古代楽器 琴=きんの演奏)
鄭忌の美貌(戦国策)
舌ありや否や(史記 張儀列伝)
『史記』合従連衡策の解説
四面楚歌(史記 項羽本紀)
楚の項羽と漢の劉邦(漢楚の興亡)の解説
鴻門の会についての解説 |
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刎頚の交(十八史略)
上記例文前段の話の解説
先ず隗より始めよ(十八史略)
伯牙絶紘(蒙求)
「蒙求』の書名の由来 |
第五章:中国の格言と故事
今も使われる中国の格言、故事成語について、
落語家 桂文朝氏が今日的な見方でユーモラスに説明、
石川忠久氏が学問的な立場から出典や文章上の注意を解説する。
楽しみながら漢文に親しめる講座。
参考文例の朗読:桂文朝
[中国の格言]
格言について
後生畏るべし
病は口より入り
信にして疑はれ
桃李言はざるとも
瓜田に履を納れず
人生は朝露の如し
青は藍より出でて
山中の賊を破る
鶏口となるも
時に及びて当に勉励すべし
矛盾
助長 |
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[中国の故事]
五十歩百歩
漁夫の利
推敲
舟に刻んで剣を求む
虎の威を借る
蛇足
塞翁が馬 |
商品コード : IS81212N06930 |
製造元 : 日本国 |
価格 : 13,750円(税込) |
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