トップ > 講演/インタビュー > 文筆家/小説家 > 遠藤周作講演集(CD6枚組)
遠藤周作講演集(CD6枚組)
『沈黙』『白い人』『海と毒薬』『イエスの生涯』『反逆』などの著者・遠藤周作氏の講演CD全集。敬虔なカソリック教徒として、また戦後初の海外留学生として、日本の風土の中でキリスト教の理解を広め、精神的支柱としての存在を問い続けた遠藤氏の宗教観、死生観が語られる。
遠藤周作氏の代表作『沈黙』は、迫害と拷問に耐え続け、ついには「転びバテレン」となった一宣教師の目を通して、信仰とはなにか、神とはなにか、人間とはどんなものなのか、さまざまな問いを、私たちに、そして著者・遠藤周作氏自身に問いかけた。
『沈黙』執筆直後の講演「『沈黙』論」(当時43歳)から、『深い河』執筆に至る境地を語った最晩年の講演まで、「宗教と文学」と向かい合ったお話しをお聴きください。
氏が晩年、「一人でそっと耳にする夜がある」と語られていた、母・遠藤郁さんの聖歌もついています。
遠藤周作・講演集
- 『沈黙』について
遠藤周作氏の代表作『沈黙』発表直後の興味深い講演。長崎で眼にした一枚の踏絵。そこに残された黒ずんだ足跡と、摩滅した哀しげなイエスの顔から着想を得て、それを書き上げるまでの道のりを語る。(1966年/45分)
- 日本人とキリスト教
遠藤周作氏の一貫したテーマであった「日本人とキリスト教」の講演。
『死海のほとり』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』などの作品群発表後の時期で、「宗教は思想ではなく、意識下のものと結びついている」という認識のもとに、自身のキリスト教体験(西洋体験)を語る。(1990年/79分)
- 初めて日本が西洋と出会った頃
遠藤周作氏自身の西洋体験を踏まえつつ、日本の歴史をたどる。織田信長の時代にヨーロッパへ最初に留学した人物を取りあげながら、そこに、戦後初の留学生である自己の人生を重ねあわせて語る(1992年/50分)
- 心の不思議・命の不思議
「老年になると人はそれまでと違って魂で世界を感じる」と語り出す声はわずかにかすれている。しかしその言葉は不思議に、以前より耳にしみこんでくる(1993年/68分)
- 《附録CD》
商品コード : IS81212N01127 |
製造元 : 日本国 |
価格 : 14,300円(税込) |
|
日本国
送料:390円〜