お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

聞香炉（ききごうろ）は、もともとは香道の道具で、香りを聞くために用いられてきました。「嗅ぐ」ではなく「聞く」というのは、心を傾けてじっくりと香を味わってほしい、という思いからだと云われます。近年では香器とも呼ばれ、香炉や香立てのように使用される方も増えています。
この黒釉そぎは利休好みともいうべき、純朴で透き通った美しさを感じる香器です。漆黒の生地にランダムに削ぎを施し、陰影を活かすことで黒い釉薬と光のコントラストを楽しみます。質実にして深みのある一品です。
【寸法】およそ 直径 78mm × 高さ 67mm

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