お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

良寛、一休、鑑真、西行、雪舟、夢窓、沢庵、明恵、大燈、行基。
仏の教えを常に心に宿らせ、大切にしながらも、現実の世の中や庶民の生活を真正面からみつめ、
理想ばかりではない世の中だからこそ、仏の教えを広めようとされた先人たちです。

彼らは、詩歌や書を記す文才、絵画などの画才、人に思いを伝える説法などを駆使し、
懸命に、同時代の人々に心の平安と幸せへ至る道を伝えようとされました。
遺された言葉や著作、詩歌、絵画などから、彼らがどのように生き、何を人々に説こうとしたのか、
ともに考えていただくご講義です。
講義は、作家の中野孝次氏や、河合隼雄氏など碩学、各宗派の現代の名僧にお願いしております。
各巻 およそ60分収録。

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収録内容
　　　 [特典] 講義の内容理解に役立つ解説や講師の横顔を収載した48ページ別冊解説書付

良寛　　作家 中野孝次		一休　　　仏教評論家 ひろさちや
良寛さまは江戸時代の曹洞宗の僧侶であり歌人でした。自らを大愚と号し、生涯寺を持たず、庶民の中に身をおき、 仏の教えを広められました。良寛さまの生き方の中に隠されている幸福のかたちをたずねます。		「とんちの一休さん」で知られる一休禅師。戒律や形式にとらわれない、天衣無縫な生き方は、仏教の伝統化や風化に対する強い批判精神から生まれたと言われる。一休禅師の真骨頂、仏教の教えを生かす風狂を学びます。
鑑真　　　唐招提寺録事 石田太一		西行　　国際日本文化センター 山折哲雄
日本の僧 栄叡、普照らの願いを受け、何度もの失敗や失明、栄叡の死などを乗り越え、約10年の歳月を経て、渡日を果たした名僧 鑑真和上。教えを請うものがあれば、万難を排してこれに応える、名僧 鑑真の生き方に学ぶ。		「願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」歌人として名高い西行法師だが、松尾芭蕉ら著名人が法師を慕ったのは、師の全人的な存在にある。よき最後を迎えるために、いかに生きるか、西行法師の生き方に問う。
行基　　　元京都大教授 河合隼雄		夢窓　　　正眼短期大学副学長 紀野一義
奈良時代、関西地方を中心に貧民救済や治水、架橋などの社会事業に活動した行基上人。世界に類を見ない「夢記」を綴り続けた求道者として知られた行基上人の御一生から、その人となりから学ぶ。		鎌倉時代末から南北朝時代にかけての臨済宗の禅僧 夢窓疎石。後醍醐天皇とも足利一門とも親交があり、国師として双方に応じた。過去の因縁をよくよく考えた先に西方浄土はある、そう語った無窓国師の願いをお味わいください。
明恵　　　真言宗妙薬寺住職 金岡秀友		沢庵　　　臨済宗姫源寺住職 松原哲明
鎌倉時代前期のお坊様で、栂尾上人とも呼ばれた。お釈迦さまへの思慕の念が深く、２度にわたり天竺へ渡ろうとしたが、春日明神の神託が在り断念した。後に高山寺を開山し、観行と学問に励み、顕密諸宗の復興に尽力され、日本仏教の礎を作り慕われた名僧。		江戸時代初期の臨済宗の僧侶。たくあん漬の考案者として知られているが、初期徳川を支えた功臣 柳生宗矩や三代将軍 徳川家光の師としても知られ、「剣禅一味」を説いた『不動智神妙録』は著名である。『不動智神妙録』に沢庵和尚の教えを学ぶ。
雪舟　　　臨済宗相國寺住職 有馬頼底		大燈　　　南無の会会長 松原泰道
水墨画家にして禅僧 雪舟。日本の水墨画を一変させ、後世の画家に多大な影響を及ぼした人物だが、その作風は、禅の悟りを、そのまま昇華させたものであり、作品には仏のみ教えが込められている。画聖のこころを聞く。		大悟国師の後、京都 五条橋の下で修行を積み続けた名僧。禅風は厳格で、容赦ない厳しさをもって人に接し、深く自己の悟境を掘り下げていくことを重視し、唐代の禅風の復活を志向するなど、正面より禅の極みを打ち出された。

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