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梅原猛講演『仏教とは、仏になることと見つけたり〜仏になろう〜』(CD8枚組+豪華解説書)
哲学者 梅原猛が、私たちが生きていく理想の姿をさまざまな疑問に答えながら語った、
仏教に関する講演 約500分を完全収録した作品。
氏は語る。
「私も、ひょっとしたら人間というのは、適当に人口調整をするために戦争をし、
人殺しをするのではないかという気がしてならないのです。
どこか人間は、人を殺すのが好きなところがあります。
こういうのを、仏教は「やめろ」と説きます。
そういう業を改めなさいというのです。それは無理なことでしょう。
しかし、それを叫ばないと人間は地獄に堕ちます。
六波羅蜜という素晴らしい教えは、ひょっとすると実現不可能かもしれないけれど、
これを説かないと世界は修羅の巷になると思い、私は仏教の素晴らしさを説き続けています」
理想は理想かもしれないが、理想を語り続けない限り未来はない。
そんな梅原猛氏の強いメッセージを感じる講演です。
各巻の詳細な解説、講義の理解を深める人名・用語解説も充実。仏像の写真等も数多く掲載。
■ 仏教とは「仏になる」ことである
仏になろうとして生きること / 誰の心にも観音がいる/ 肉体のまま仏になる「即身成仏」/
浄土教の理想も「仏になる」こと / 日本仏教は戒律を失った。
■ 仏教と道徳
宗教と道徳の関係 / 因果応報の説と道徳 /神と仏は仲良くやっていた /
国家主義は日本の伝統ではない
■ 十善戒について
公教育から失われた仏教道徳 / 道徳的に立派だった父と母/ 戦争に反対できなかった日本仏教 /
殺生戒は環境破壊を防ぐ思想 / 「清い」を尊ぶ神道道徳と一体に
■ 六波羅蜜について
仏になるための六つの徳 / 布施は仏教道徳の中心/ 観音信仰は永遠の母性への崇拝 /
精進と忍辱が日本人の精神をつくった / 仏教道徳は不可能(?)故に素晴らしい
■ 四弘誓願について
何か願いを持つ人生を / 願のない人生はつまらない/ 四弘誓願は「仏になる」ための指針 /
煩悩を積極的な力とする / 三帰依文 / 三帰依文(合唱)/四弘誓願(独唱)
■ 釈迦仏教について
世界の四聖が出た紀元前五世紀 / この世のものは必ず滅び、人は死ぬ/
人生は苦であることを悟る「苦諦」/ 愛執を滅ぼすための「戒・定・慧」/戦争こそ人類最大の愛執
■ 大乗仏教について
衆生救済を目指す大乗仏教 / 経典を釈迦の一生にあてはめる/ 六波羅蜜が説かれない『般若心経』 /
統一と平和という『法華経』の思想 / 『法華経』が説く観音の徳
■ 円空の語るもの
現代の前衛彫刻家を嫉妬させた円空 / 泰澄、行基の伝統のもとに立つ/
緊張感とユーモアが共にある仏像 / 広隆寺の弥勒に匹敵する思惟菩薩/ 巨大な想像力もつ円空の歌
■ 別冊解説書(B5判 / 76ページ)
商品コード : IS81212N04745 |
価格 : 17,600円(税込) |
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