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向田邦子:朗読と講演〜父の詫び状,大根の月,花の名前,言葉が怖いなど(CD4枚組)
向田邦子の短編小説の朗読CD(『父の詫び状』『大根の月』など7話)と講演CD(『言葉が怖い』、インタビューなど)のセット商品。
向田ワールドという言葉がある。向田邦子はホームドラマのシナリオ・ライターとしても活躍したが、向田邦子の小説やホームドラマに登場する家庭の姿はどこか懐かしい。なんだか威張りんぼ気味の父親に、しっかりして手働き者の母、自由気ままな子供たち。古くさくても憎めない人同士の繋がりや、面倒くさいけど実はここちよいお節介・・・向田邦子が描いた新しくても、懐かしい向田ワールドをぜひお楽しみください。
解説冊子(16ページ)付
向田邦子:朗読と講演 収録内容
向田邦子 短編小説朗読CD
- かわうそ
「頭のなかで地虫が鳴いている…」
指先の煙草を落としてから一週間目、宅次は脳卒中の発作を起こす。その後の日常生活、後遺症が残る夫と年下の妻。中年夫婦に潜む微妙なすれ違いのなかで、夫婦それぞれの思惑が錯綜してゆく・・・。
【朗読】 奈良岡朋子 / 23分54秒
- 子供たちの夜
「乃武夫は親戚の女たちに人気があった・・・」
付き添いをしていた父が亡くなって、葬儀に塩沢は従弟の乃武夫を呼びたくはなかった。が、通夜の晩、勝手口に極上の寿司が二十人前届けられ・・・。(抜粋朗読)
【朗読】 渡辺美佐子 / 17分24秒
- 身体髪膚
中国の書『孝経』にある「身体髪膚、之を父母に受く。敢て毀傷せざるは、孝の始めなり。」に由来する一編。子供の頃は頻繁にしたケガやキズ。傷そのものは今はきれいに消えたけれど、今はちょっとしたひっかき傷さえ、消えようとはしない。それは・・・。
【朗読】 渡辺美佐子 / 12分54秒
- 大根の月
「英子は流産を嘆いてはいなかった・・・」
夫と別居中の英子。遠因は長男の事故にあった。結婚前に包丁研ぎのコツを話していた英子は、結婚して子供が生まれてからも三日に一度は研ぐ癖がついていた。ある日、台所に子供が飛び込んできて・・・。胸にうづく過去の後悔がやがて感動の結末へ。向田邦子の名短編。
【朗読】 栗原小巻 / 22分59秒
- だらだら月
庄治は五十歳、トミ子は二十歳。会社の募集で知り合ったが、見てくれが悪く不採用になったトミ子だったが、どこか惹かれ、今の関係になった。しかし女は整形をし、次第に明るく生き生きとし、男は疲れやすくなっていく。週2回、年の離れた愛人の元へ通う男の揺れる心理を綴る。
【朗読】 渡辺美佐子 / 25分26秒
- 父の詫び状
"「靴を数えれば客の人数が判るではないか・・・」
昭和22、23年頃、父が仙台支店に転勤になる。大勢の客の酒の肴を造り、酔いつぶれた客の粗相をきれいにするを父は黙って見ていた・・・。向田邦子さんの半自伝ともいうべき人気作『父の詫び状』。懐かしい昔の家庭の情愛をユーモアを交えて描く。
【朗読】 渡辺美佐子 / 15分11秒
- 花の名前
銀婚式を過ぎた常子が受けた1本の電話。
「わたしでよかったら、教えてあげる。花の名前も・・・」
花の名前をろくに知らない夫に、花の名にちなんだような名前の愛人がいた。常子はその女性に会うことになる。その夜いつもの顔をして帰宅した夫に・・・。
【朗読】 加藤治子 / 26分24秒
向田邦子 講演と対談、インタビュー
商品コード : IS81212N02350 |
製造元 : 日本国 |
価格 : 10,780円(税込) |
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